2009-11-01

2009年10月の読書メーター

10月の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:341ページ

天冥の標 1上―メニー・メニー・シープ (ハヤカワ文庫 JA オ 6-10)天冥の標 1上―メニー・メニー・シープ (ハヤカワ文庫 JA オ 6-10)
読了日:10月25日 著者:小川 一水

読書メーター

2009-10-31

第22期竜王戦第2局

駆け引きの多い序盤戦だった。6手目後手森内九段が△4四歩としたところで、角換り系や相掛り系の将棋はなくなった。図は▲4八銀としたところ。

後手:森内俊之九段
後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金v玉 ・v銀v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・v金 ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・v歩v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ 角 金 ・ ・ 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 ・ 玉 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:渡辺明竜王
先手の持駒:なし
【手数=9 ▲4八銀 まで】

ここから△5二金▲5六歩△2二銀▲7七角△8四歩▲8八銀△8五歩▲6九玉△4三金右▲6八角△4二角▲7七銀と進んだ。
△5二金で振り飛車の線もなくなった。互いに引き角にする▲6八角△4二角に▲7七銀が意外な一手。△4二角には万人が▲2四歩と権利である飛車先の歩交換を履行する一手だろう。しかし渡辺竜王の選択は▲2四歩を見送り▲7七銀。
渡辺将棋を象徴している手に映った。老獪ではあるが、圧倒的覇者になるにはもの足りない。
という訳で、紆余曲折あったが、第2局は結局矢倉戦に落ち着いた。

互いに角が睨み合う脇システムから先手が3五の地点で歩交換をした瞬間に、△6二銀としたところ。
この△6二銀は味の良い手として認識されているようだ。角を7三に引く余地と同時に銀を中央に転換する余地を同時に作っている。

後手:森内俊之九段
後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v飛 ・v銀 ・ ・v金v玉 ・|二
| ・ ・ ・v歩 ・v金v銀v歩v歩|三
| ・ ・v歩v角v歩v歩 ・ ・ ・|四
|v歩v歩 ・ ・ ・ ・ 角 歩 歩|五
| ・ ・ 歩 歩 歩 銀v歩 ・ ・|六
| 歩 歩 銀 金 ・ 歩 ・ ・ ・|七
| ・ 玉 金 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:渡辺明竜王
先手の持駒:歩 
【手数=48 △6二銀 まで】

ここから▲5五歩△同歩▲5八飛△7三角▲7五歩△8四飛▲1四歩△同歩▲1三歩と進んだ。
△4五歩とされると終了なので▲5五歩△同歩▲5八飛は当然の展開だ。
△7三角が前例のない手(新手)となった。過去の将棋は△3七歩成で▲同桂は△3六歩。▲同銀には△5三銀とするのが味が良い。
△7三角に対して先手は▲7五歩と7筋に味を付けて▲1四歩と先攻した。

先手が端から強襲した結果、角香交換で先手の駒損だが1筋を破って龍ができるという戦況となった。均衡は取れているものの、後手が余せそうな感じがするというのが第一感。ましてや後手は鉄板流の森内だ。
図は▲7四香としたところ。▲7二香成となれば挟撃の形となる。

後手:森内俊之九段
後手の持駒:角 歩七 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・v玉 ・ ・|一
| ・ ・ ・v銀 ・ ・v金 ・ 龍|二
| ・ ・v角v歩 ・v金 ・ ・ ・|三
| ・v飛 香 ・ ・v歩 ・v銀 ・|四
|v歩v歩 歩 ・ ・ ・ ・v桂 ・|五
| ・ ・ ・ 歩v歩 銀 ・ ・ ・|六
| 歩 歩 銀 金 ・ 歩vと ・ ・|七
| ・ 玉 金 ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:渡辺明竜王
先手の持駒:なし
【手数=85 ▲7四香 まで】

ここから△4六角▲同歩△2一銀▲1一龍△3三角▲1八龍△7三歩▲5六金△7四歩▲2六歩△3六と▲2五歩△同銀▲6一角と進んだ。
△4六角は決断の一手。ばさりとやや遊んでいる銀と角を刺し違えた。△2一銀△3三角はクリンチとも見える。事実▲1八龍と引かれた局面を森内はあまり良いとは思っていなかったようだ。しかし先手の駒不足も深刻で、個人的には仕掛けの段階からずっと後手を持ちたい。
△7三歩で実現すると少し嫌な▲7二成香を防ぐ。しかし▲5六金に△7四歩としたのは疑問手。ここは敵の打ちたいところへ打ての△2六歩だった。
本譜は逆に▲2六歩とされて後手が困った。2五の桂を取られると3七のと金も払われてしまう。よって△3六とだが▲2五歩がまた銀取り。
後手はここ数手先手の思うままに指された感じで、形勢を損ねた。

これで渡辺2連勝の出だしとなった。渡辺は好調を維持しているようだ。
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2009-10-26

MacBookがユニボディーに

windows7発売の裏側で、Macファリミーの更新が行われた。

iMacは27型ワイドのクワッドコア。マウスは単品でも発売されるワイヤレス+マルチタップのMagicMouse。
これはこれで魅力的だが、何と言ってもMacBookだ。ポリカーボネートのユニボディーに、LEDバックライトのディスプレー。機能的にMacBookProと差がなくなった。これで10万を切っているのは凄い!
既存製品も値下げしている。

そろそろiBookG4から鞍替えして、PowerPCの呪縛から解放されてもいいかな。
いや、iBookG4のアドバンテージがたった一つ残っている。新MacファリミーからはFirewireがひっそりとなくなっている。

2009-10-20

セ・クライマックスシリーズ第1ステージ

今年はほとんどプロ野球を観ることはなかったが、気がつくとペナントレースは終わっていた。
我が中日ドラゴンズは2位ということで3位ヤクルトスワローズ)と第1ステージを戦った。
1-1で迎えた第3戦は、ヤクルト陣営が巷で猛威をふるっているインフルエンザにやられていた。先発予定の高木投手に変わって急遽当番した由規投手を打ち崩して第2ステージ進出を果たした。

巨人は弩級の補強選手に加え、今年は生え抜きの選手の活躍も目立った。セリーグの中では断トツに強い印象があるが、短期決戦なので中日にも勝算ありと見た。

心配なのはインフルエンザ。ヤクルトの選手からうつされたなんてことはないよね。

2009-10-19

第22期竜王戦第1局

思い起こせば、渡辺竜王の初代永世竜王までの道程は第17期竜王戦で森内九段から竜王を奪取した時から始まった。奇しくも森内の竜王位は第16期で羽生四冠の初代永世竜王位を阻んでいる
巡り巡って、森内が深浦王位との挑決戦を制して竜王戦に再登場だ。

第1局は角換り腰掛銀に。先手森内が▲6六銀と中央に二枚の銀を繰り出す趣向に出て定跡形ではなくなった。
図は△4二玉を見て▲4五歩と少し前に交換した4筋の歩を合わせたところ。

後手:渡辺明竜王
後手の持駒:角 歩 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・|二
|v歩 ・v歩v銀 ・v金v銀v歩 ・|三
| ・ ・ ・v歩v歩v歩v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 銀 銀 ・ ・ ・ 歩|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩 ・ ・|七
| ・ ・ 金 玉 ・ 飛 ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:森内俊之九段
先手の持駒:角 
【手数=45 ▲4五歩 まで】

ここから△3二玉▲4四歩△同銀▲7九玉△5二銀▲3六歩と進んだ。
△5二銀は柔らかい手だ。渡辺はこういう手も指せる。▲3六歩は封じ手。

少し進んで下図。▲7七角と角を打ったところ。
6六の銀は5五の地点で5四の銀とぶつかったが後手は交換に応じず、その後7七まで撤退している。
7六にいるのは後手が△8五飛と高飛車にした手に対する折衝のため。7筋の歩は後手に取らせている。
▲7七角は開いた7七の地点に角を配置しており、今までの手の継承と言える。

後手:渡辺明竜王
後手の持駒:角 歩三 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・v銀 ・v玉 ・ ・|二
| ・ ・v歩 ・ ・v金v銀v歩 ・|三
|v歩 ・ ・v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| 歩 ・ 銀 ・ 銀 ・ 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 角 歩 歩 ・ 桂 ・ ・|七
| ・ ・ 金 ・ ・ 飛 ・ ・ ・|八
| 香 桂 玉 ・ ・ 金 ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:森内俊之九段
先手の持駒:歩 
【手数=63 ▲7七角 まで】

ここから△7四歩▲4四歩△4二金▲4五銀△5三銀▲1五歩△同歩▲3四銀△同銀▲3五歩△4七歩▲1八飛△5五銀と進んだ。
△7四歩が反撃重視の強気な手だ。本譜のように▲4四歩の楔を打たれるが大丈夫と見ている。
7六銀7七角の形が悪いので先手はこの瞬間に後手陣を攻め潰したい。1筋を突き捨て▲3四銀と銀捨ての強襲を決行した。対する△5五銀が局面を収める好手の様だ。

後手陣は金駒を剥がされるものの上部に広く捕まり憎い形となった。
対する先手陣は7六の地点が急所だ。
以降難しいものの後手に分のある形勢を渡辺が勝ちきったという印象だ。こういう指運が必要な将棋も渡辺は滅法強いということを再認識した。
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2009-10-05

第50期王位戦第7局

8五飛戦法復活の兆しがある。
横歩取り8五飛にも多様なバリエーションがあるが、木村は少し古めの指し方を、最終局に投入した。第51期王座戦(羽生王座vs渡辺五段)は8五飛シリーズとして有名だが、第2局第3局と同様の進行となった。
図は△7四歩としたところ。王座戦第3局では△5二玉▲7五歩△7二金▲6八銀△8二銀▲7六飛△8三銀▲4八銀△7四歩と進んでいる。△7四歩は▲7五歩と先に突かれるのを嫌ったか。

後手:木村一基八段
後手の持駒:角 歩二 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀 ・ ・v玉 ・ ・v香|一
| ・ ・ ・v金 ・ ・v金v銀 ・|二
|v歩 ・ ・v歩v歩v歩v桂 ・v歩|三
| ・ ・v歩 ・v飛 ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 飛 ・ ・ ・ 歩 ・|六
| 歩 歩 桂 歩 歩 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ ・ 金 ・ 玉 ・ 金 ・ ・|八
| 香 ・ 銀 ・ ・ ・ 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手:深浦康市王位
先手の持駒:角 歩 
【手数=34 △7四歩 まで】

ここから▲6八銀△5二玉▲2八銀△7三桂▲3六歩△5五角▲5六飛△2八角成▲同金△5五銀と進んだ。
先手は▲2八銀〜▲3六歩と銀の活用を目指すが、△5五角の返し技があった。素朴だが有力のようだ。本譜で先手の飛車が詰んだ。

飛車を手持ちにした後手乗りの声が大きくなってきた。
図は▲2四桂としたところ。これで後手の飛車も詰んだ。一手指す方が優勢に見える熱戦だ。

後手:木村一基八段
後手の持駒:金 歩四 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・v金 ・ ・v玉v金v銀 ・|二
|v歩 ・ ・ ・v歩v歩v桂 ・v歩|三
| ・ 銀 ・v歩 ・ ・ ・ 桂v飛|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ 歩 ・ 角 歩 歩 歩|六
| 歩 歩 桂 玉 歩 歩 ・ ・ ・|七
| ・ ・ 金 銀 ・ ・ ・vと ・|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・v飛 桂 香|九
+---------------------------+
先手:深浦康市王位
先手の持駒:角 銀 
【手数=69 ▲2四桂 まで】

ここから△2三金▲8五角△9四金▲同角△同歩▲3二金△5二玉▲6五桂△同歩▲7三銀成△6六歩▲5六玉△9二角▲6六玉△5四桂▲7五玉と進んだ。
△2三金は指しにくいと思われたが木村が指すとこれで持ちこたえているようにも見えるから不思議だ。
▲8五角に△9四金も素朴な手。金を持たせると本譜の順で後手玉が相当危なく見えるが持ちこたえていると見ている。
▲6五桂は玉の逃げ道を作りつつ△同歩なら7三銀成を見せている。好手だ。

この後も手に汗握る攻防が続くが、先手玉は9一まで潜り込んで先手が逃げ切った。先手玉の追い方がまずかったか。

木村にとっては棋聖戦に続いて惜しい結果となった。タイトル保持者と同等(に近い)実力があることを知らしめた。懲りずに、腐らずに頑張って欲しい。
竜王戦に続いて、3連敗後4連勝の奇跡が起ったことになる。深浦王位の見事な防衛劇ではあるが、空き過ぎた日程(王座戦より先に始まり王座戦より後に終了)も深浦に幸いした気がする。

ともあれ長い長い王位戦は深浦の防衛で幕となった。羽生不在のタイトル戦だったが、50期という節目に相応しい内容だった。
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2009-10-04

2009年9月の読書メーター

9月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:636ページ

ラスト・イニング (角川文庫)ラスト・イニング (角川文庫)
読了日:09月22日 著者:あさの あつこ
〈蒼橋〉義勇軍、出撃! (銀河乞食軍団 黎明篇1) (ハヤカワ文庫 JA タ)〈蒼橋〉義勇軍、出撃! (銀河乞食軍団 黎明篇1) (ハヤカワ文庫 JA タ)
読了日:09月06日 著者:鷹見 一幸,野田 昌宏・原案

読書メーター

2009-09-28

第57期王座戦第3局

王座戦における羽生の強さは比類ない。挑戦者山崎七段を迎えた今期もここまで2タテである。第3局は横歩取り8五飛。この戦法の先手側における山崎の功績は大きく、山崎流・新山崎流として認知されている程だ。
その山崎に羽生は8五飛をぶつけてきた。本気モードということか。

将棋は最新形の一変化に進む。図は△3五飛と3五の歩を取られたのに対し、▲2五飛と飛車をぶつけたところ。山崎はこの将棋を経験済みで、▲2五飛では▲3六歩と指している。▲3六歩ではつまらないと見たか。

後手:羽生善治王座
後手の持駒:歩三 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・v金v玉 ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v銀 ・ ・v金v銀 ・|二
|v歩 ・v歩v歩v歩v歩v角 ・v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v飛 飛 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 ・ 桂 歩 歩 歩 桂 ・ 歩|七
| ・ 角 金 ・ ・ 銀 ・ ・ ・|八
| 香 ・ 銀 ・ 玉 金 ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:山崎隆之七段
先手の持駒:歩三 
【手数=35 ▲2五飛 まで】

ここから△同飛▲同桂△1五角▲2三歩△3三銀▲8五飛△4四銀▲6五桂△2九飛▲1六歩△4八角成と進んだ。
△同飛は当然で△1五角までは必然だろう。激しい将棋になった。
▲2三歩に対し銀を桂の利きに△3三銀としたのが、羽生らしい強手だった。桂馬が入ると△3六歩が厳しい。
▲8五飛はひねり出したという感じの手だ。▲6五桂は桂馬の躍進と角道を開けた一石二鳥の手だが、今ひとつ利いていない感じだ。
▲1六歩は催促の手だが、当然△4八角成とされた。ただでさえ△4八角成としそうなものなので、疑問手だと思う。

形勢判断はまだ早いかも知れないが、居玉の山崎流はいかにも薄く、逆に後手の中原囲いは飛車に強い。△4八角成の局面は後手にとっては満足できる分かれであろう。

山崎のタイトル戦初挑戦は第3局78手で力尽きた。渡辺竜王もタイトル戦初挑戦は王座戦敗退という結果だったがそれをバネとして永世竜王まで駆け上がった。山崎もこれをバネにすることが出来るか。注目したい。

これで羽生は王座戦18連覇だ。直近の5期に関しては無敗の15連勝。前王座が福崎九段というのは嘘のような本当の話だ。凄すぎる。
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2009-09-23

第3艦橋は青くない

シルバーウィーク最終日は息子と二人でぶらりと東京に向かった。

父の目的は丸善丸の内本店ギャラリーで今日まで開催されているという「宇宙戦艦ヤマト 完全復活展」。
息子の目的は「ポケモンセンタートウキョー」。
せっかく東京まで出て来たのだからその他色々ということで、ルートは

午前の部
 東京駅丸善 → 浜松町駅ポケモンセンター → 浜松町駅近郊で昼食
午後の部
 引き続きポケモンセンター → 有楽町ビックカメラ → アップルストア銀座店

ということで何気なくお父さんのターンが多い一日となった。

・完全復活展
小規模と聞いていたので驚かなかったけど、本当に小規模だった。
ところで一階に展示してあったヤマトの青い第3艦橋は違和感があった。

Img_0485_vga

・ポケモンセンター
子供を連れてたまに行くところ。その辺の子供と通信するのが楽しいらしく、昼食を挟んで結構長い時間いた。この間音楽と読書で寛ぐ。

・有楽町
ついでにビックカメラに寄って、Webカメラとハードディスクを購入。
一時間に一本の特急の時間に合わせるため、アップルストア銀座店まで足を伸ばした。

概ね満足の一日であったが、巨人のV3が決まった瞬間を銀座のど真ん中で味合ってしまったのは、ちょっとした失態だった。

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完全復活展で思わず買ってしまった。購入層がとても限られるニッチな商品だ。

お金と場所に余裕があれば欲しいけど。

2009-09-21

第57期王座戦第2局

第2局は、山崎七段の一手損角換りに先手羽生王座が棒銀で対抗するという将棋になった。

図は▲2四歩と飛車先の歩を交換したところ。力戦派の山崎なので△2三歩はないだろうと予想していた。

後手:山崎隆之七段
後手の持駒:角 歩二 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・v玉 ・ ・v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・v金 ・ ・|二
| ・ ・v歩 ・v歩v金 ・ ・ ・|三
|v歩v歩 ・v歩v銀v歩v銀 飛v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 銀 歩 歩 歩 銀 ・ 歩|七
| ・ ・ 金 ・ 金 ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 玉 ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:羽生善治王座
先手の持駒:角 歩二 
【手数=35 ▲2四同飛 まで】

ここから△2三金▲2八飛△2七歩▲同飛△3八角▲2八飛△4九角成▲1六角△2七歩▲同角△3九馬▲5六歩と進んだ。
案の定△2三歩ではなく△2三金だった。後手は▲2八飛に△2七歩と叩いて強引に馬を作り行った。歩切れになったが後手の馬は最悪でも飛車と刺し違えることできる。
△3九馬の局面は手が難しいが、▲5六歩はプロっぽい手だ。
後手は2段目がスカスカなのを逆手に取ってどこかで8二の飛車を2筋に振る転回にしたいところだ。

少し進んで下図。この間、大駒交換の折衝もあった。△2九飛と飛車をおろしたところ。ここは△2二飛も指してみたいところだがどうだろう。

後手:山崎隆之七段
後手の持駒:桂 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・v玉 ・ ・ ・v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・v歩 ・v歩v金 ・ ・ ・|三
|v歩v歩 ・v歩 ・v歩v銀 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ 歩v銀 ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 銀 歩 ・ 歩v金 ・ 歩|七
| ・ 玉 金 ・ 金 ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 角 銀v飛 香|九
+---------------------------+
先手:羽生善治王座
先手の持駒:角 桂 歩四 
【手数=64 △2九飛 まで】

ここから▲3五歩△3九飛成▲1六角△6九銀▲6八金右△6五桂▲6六銀△1五歩と進んだ。
▲3五歩が羽生独特の幻惑の手だ。時間切迫の中このように選択権を渡されると迷ってしまう。先に▲1六角だと、△2五銀がないが、ここでは△2五銀とする手も魅惑的に見える。しかし山崎はさほど迷わず△3九飛成。強い手だ。
△6九銀▲6八金右としてから△6五桂。山崎も負けてはいない。取れる金を取らずに△6五桂と相手に手を選択させる羽生流の間合いで応じた。
ここで羽生が間違えた。週刊将棋によると▲6六銀は失着とのこと。本譜は△1五歩だったが、△2二飛ならば後手優勢だった。

なんと言う羽生の強さ。羽生が強いのは今更言うまでもないが、王座戦の強さは半端ではない。
渡辺竜王もタイトル戦の初舞台である第51期王座戦で羽生王座の洗礼を受けている。山崎の初挑戦も羽生王座の壁に屈っしてしまうのか。

なお、棋譜中継は英語版も用意された。このようなグローバルを意識した試みは大賛成だ。
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