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2008-07-07

最新戦法の話

著者:勝又清和
- 出版社:浅川書房

本著は将棋世界誌に好評連載(2006年)された「これならわかる!勝又教授の最新戦法講義」がベースとなっている。勝又はデータベースを駆使した随一のIT棋士である。
深浦の「最前線物語」シリーズが、同種の棋書になるかと思うが、「最前線物語」が著者の肉声という感じなのに対し、こちらは、授業のテキストのような分かり易い仕上がりとなっている。
そういう意味では、高段者ではなくでも読み物として読める内容となっており、この仕事は真に教授である。

内容は当時以前の流行戦法の移り変わりが、流行の理由とともに解説されている。
当時は2大流行戦法だった8五飛中座飛車戦法と藤井システムに陰りが見えてきて、変わって流行は一手損角換り、ごきげん中飛車と相振り飛車へと移行しつつあった。これらの戦法に加えて、石田流とコーヤン流の両三間飛車もテーマとして挙げられている。

「勝又教授の最新戦法講義」は将棋世界誌で断続的に連載しているので、続編も楽しみだ。

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