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2008-12-14

羽生キラーが王将戦挑戦者に

- 対局者:郷田真隆九段○vs●佐藤康光棋王
- 棋戦名:第58期王将戦挑戦者決定リーグ戦第7局(Web中継)
- 対局日:2008/12/08

- 対局者:深浦康市王位○vs●丸山忠久九段
- 棋戦名:第58期王将戦挑戦者決定リーグ戦第7局(Web中継)
- 対局日:2008/12/08

王将戦のリーグ戦は混戦だった。ここまで

久保利明八段 2勝3敗
佐藤康光棋王 3勝2敗
森内俊之九段 3勝3敗
深浦康市王位 3勝2敗
高橋道雄九段 2勝3敗
郷田真隆九段 2勝3敗

という成績。
7回戦は高橋vs久保、郷田vs佐藤、深浦vs丸山というカード。佐藤と深浦が挑戦の目がある。佐藤と深浦の将棋を振り返る。

まずは郷田vs佐藤戦から。タイトル戦でも奇想天外な序盤で魅せてくれる佐藤棋王だが、この将棋も魅せてくれた。
図は▲2五歩としたところ。△3三角とすれば無難だが、もちろんそんな当たり前の手ではない。

後手:佐藤康光棋王
後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金v玉v金v銀v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・ ・v角 ・|二
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・ ・v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・v歩v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ 角 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 玉 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手:郷田真隆九段
先手の持駒:なし
【手数=5 ▲2五歩 まで】

ここから△3二銀▲2四歩△同歩▲同飛△3三角▲2八飛△2四歩▲4八銀△2三銀▲3六歩△3二金と進んだ。
なんと△3二銀として飛車先の歩交換を許してしまった。もっとも前例がない訳ではなく佐藤のオリジナルではないらしい。
確かに本譜のように銀冠にする指し方は「あり」な気がする。

先手は4筋に焦点ありとみて右四間にした。なるほど、後手の陣形に呼応した指し方で参考になる。
この将棋、力戦となったが、やはり後手陣にどこか無理があったのか、先手郷田の制することとなった。
面白い指し方なのでメモがわり。

さて次は本題の深浦vs丸山戦。丸山九段にしては珍しく袖飛車を採用している。
図は△6五桂としたところ。後手は端を突き捨てており、もう攻め切るしかない。

後手:丸山忠久九段
後手の持駒:角 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v金 ・v玉 ・v金 ・ ・|二
| ・ ・ ・v銀v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・v飛v歩 ・ ・v歩 ・ ・|四
| 歩v歩 ・v桂 ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ 銀 歩 ・ ・ ・ ・|六
| 香 歩 ・ 歩 角 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ ・ 金 ・ ・ 銀 ・ 飛 ・|八
| ・ 桂 玉 ・ 金 ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:深浦康市王位
先手の持駒:歩四 
【手数=46 △6五桂 まで】

ここから▲7五銀△7三飛▲6六角△4四銀▲6八金上△6二金▲8八玉△5四歩▲7七歩と進んだ。
▲7五銀が局面を決めに行く手だ。数手前に▲7九玉と敢えて飛車筋に玉を移動しているが、これは▲7五銀を決行した時に△5七桂不成の筋を警戒したものか。
右金を引きつけ玉を8八に入城し、仕上げは▲7七歩。これで先手陣に全く憂いがなくなった。

激辛流を撃破して、深浦王位が勝利。佐藤が負けたため羽生王将への挑戦権を獲得した。
無念の降落は丸山、高橋、郷田。

深浦は王位戦で2年連続で羽生を下している。今や羽生キラー第一人者の挑戦で王将戦も目が離せない。

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JUGEMテーマ:学問・学校 将棋:第58期王将戦七番勝負 羽生5連覇か、深浦の初制覇か−−17日から  羽生善治王将(38)に深浦康市王位(36)が挑む第58期王将戦七番勝負第1局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、徳島県、徳島県教育委員会後援、大塚国際美術館協賛)は17日、徳島県鳴門市の「大塚国際美術館」で開幕する。昨年、羽生は7タイトル戦すべてに登場し、十九世名人の資格を得るなど大活躍した。深浦は王位戦で羽生を破り、王将戦では初めて挑戦権を獲得。2009年の将棋界の幕開けを飾る七... [続きを読む]

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