7月15日放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀」は羽生vs森内の名人戦を振り返った内容の1時間スペシャル番組だった。
この番組は、プロフェッショナルであるゲストがホストである「アハ体験」で有名な茂木健一郎氏との対談と、着目したテーマを軸にしたビデオ編集がおり混ざった構成となっている。
対談編は森内元名人と羽生三冠が各々別収録となっていた。茂木氏が相当な羽生ファンであることは有名だが、この人ホントに将棋が好きだなと思える表情が印象に残っている。
ビデオ編のテーマは「ライバル」。少年時代から切磋琢磨しあって、互いに永世名人という頂点まで登りつめた2人。第67期名人戦の檜舞台を振り返る内容だった。
羽生が七冠になった頃、森内は無冠の帝王などと揶揄されており、それをバネとしていた。完璧であること目標としていたが、ある日身の丈に応じた将棋を指せばよいと考えるようになって、タイトルを取れるようになったそうだ。森内は名人戦で羽生に破れて無冠になったわけだが、これを期に更に強くなる予感がする。
一方の羽生は七冠という前人未到の頂点に立ち時の人となった。しかし、登り詰めてしまったゆえ、自身の立ち位置や物理的な目標設定に迷いが生じたのは、なんとなく想像がつく。そんな時に中原、加藤等の還暦を過ぎても現役で指し続けている大先輩を目の当たりにして、何かが変わったという。
なにがしか大きな壁を突き抜けることが、超一流には欠かせない事象であることを強く感じだ。
このような、熱くて厚い世代に恵まれた将棋界は幸せだと思う。
この番組を観て、同じ職業とは思えない、などと言うプロ棋士がいらっしゃるが、(気持ちは分からないではないが)もっと精進するしかないでしょう。
ゲストに「プロフェッショナルとは?」と問うのがお約束であるが、羽生は「24時間365日プロであり続けること」と言い放った。
流石である。突き抜けている。
見応えのある一時間だった。
えっ、8月5日は宮崎駿ですか。この番組はあなどれない。
#再放送は7月19日(翌日)午前1:10~翌日午前2:10です。見逃した方は要チェック。
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