NHK杯は佐藤2連覇
本日(3/16)のNHK杯決勝は、初の生中継。将棋は千日手があるので時間枠が悩ましいが、今日のようにたっぷり3時間以上取れば問題なさそうだ。
本日は一般的な手数で終わったためか時間を持て余した感じになったが、これは計算の上だろう。
生はやはり臨場感がある。成功だったと思う。是非恒例化して欲しい。
さて将棋の方は佐藤NHK杯と鈴木八段の顔合わせとなった。後手鈴木が角道を開けたまま向飛車に振った。角交換から互い駒組を進めるという展開は千日手の可能性も...。
図は▲5六歩としたところ。先手は4八の銀の使い方を保留しているのが工夫と言える。
後手:鈴木大介八段
後手の持駒:角
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・ ・v香|一
| ・v玉v銀 ・v金 ・ ・v飛 ・|二
| ・v歩v歩 ・v銀v歩v桂 ・v歩|三
|v歩 ・ ・v歩v歩 ・v歩v歩 ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 歩 ・|六
| ・ 銀 桂 歩 ・ 歩 桂 ・ 歩|七
| ・ 玉 金 ・ 金 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:佐藤康光NHK杯
先手の持駒:角
【手数=31 ▲5六歩 まで】
ここから△6三金▲1六角△5二金▲3四角△5五歩と進んだ。
この将棋は先手が筋違い角から3四の歩をかすめ取るのが一つの狙いとしてある。
△6三金は4三の利きをなくして、▲1六角の筋に無防備すぎたと思う。この辺りの無頓着さが鈴木八段の特徴だが、今回はマイナスに働いた。△5二金ではいかにも辛い。同時に駒組での千日手の可能性はなくなった。
図は終盤戦。先手駒得でここでは先手優勢。
後手:鈴木大介八段
後手の持駒:飛 角 銀 桂 歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・v玉v銀 ・ 馬 ・v金 と ・|二
| ・v歩v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
|v歩 ・ ・ ・v歩 ・ ・v歩v歩|四
| ・ ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・|五
| 歩 歩 歩 ・ ・ ・ ・ 歩 ・|六
| ・ 銀 桂 ・v圭 ・ ・ ・ 歩|七
| ・ 玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 ・ 金 ・ ・ ・ ・ 飛 香|九
+---------------------------+
先手:佐藤康光NHK杯
先手の持駒:金二 銀 歩四
【手数=75 ▲5二馬 まで】
ここから△4八飛▲9七玉と進んだ。
飛車の王手に対して、▲9七玉は手筋。鈴木八段好みの手筋を逆にやられてしまって、くやしかったと思う。
ここでは△4二金はとうだろう。取れば△4八飛だが▲6二馬と入られてはやりダメか。
佐藤は2連覇という偉業を成し遂げた。


